家庭教育として、みんなで楽しみながら考えるようなゲームをしたい。
画面を凝視するゲームは子どもにはあまりさせたくないので、カードゲームを買いました。
しかし、うちの子は自我が芽生え出したのか、もともとプライドが高いのか、対戦すると必ず問題が起こります。
それは
「負けると必ず泣く」
やる度にこれだとなかなか大人もしんどくなります。やる前に約束をさせたり、大丈夫と励ましたり、…いろいろ工夫をしていましたが、難しい…
ネットでいいものがないかと探していると…ありました!
それがこれです。
その名も「果樹園ゲーム」!
ルール、特徴
ルールは以下の通りです。
- 写真のように木の4種類の果物を並べる。
- 順番にサイコロを振り、出た目の色の果物を収穫していく。
- バスケットの目が出たら、好きな果物を2つ取ってよい。
- カラスの目が出たら、真ん中のカラスの絵に合わせてカラスのパズルを1枚置く。
- 全9枚のカラスのパズルがそろう前に果物を収穫できればみんなの勝ち。カラスが先にそろうとみんなの負け。
色がはっきりしていてとてもきれいですね。赤はサクランボ、緑はリンゴ、黄色は洋梨、青はプラムです。
果物は木製で、子どもでも並べやすいように底面があります。
サイコロも木製。使う物から木のぬくもりを感じることができていいですね。
メリット
良かったのは次の3つ!
- 勝敗がつかない
- 短時間でできる
- サイコロをふるワクワク感がある
- 数を数えることから足し算と引き算までの練習が可能
我が家に大きかったのは、勝敗の部分。
「みんなで勝ち か みんなで負け」
つまり、このゲームは協力するゲームだということです。人間に勝敗がつかず、対戦するのはカラス。なので、息子は勝っても負けてもいつも楽しくやれています。声かけも「カラス出さないでね!」「赤はもうないから、青か黄色か緑を出してね!」など応援するないようばかりです。
ゲームが長くなってくると子どもたちは集中力が切れてしまいますよね?でも、このゲームならテンポを上げれば10分少しで終わります。ご飯の前にすばやく始めて、すばやく終わるなんてことも可能です。短い時間でできることはとても魅力的ですよね。
どうやらサイコロを振ること自体にも楽しみがあるようでした。本来嫌な目のはずのカラスの出る確率も6分の1なので、出ると逆に盛り上がっていました。カラスが出るとみんなで「カー!カー!」と大騒ぎしています(笑)
そして、数の学習にもつながります。さりげなく、「緑はあと何個ある?」と聞くと、喜んで数えてくれます。「4個!」と答えた後には、「なるほどー。10個から6個取ったから4個なんだね。」と付け加えたりもしています。
デメリット
もちろんデメリットもありました。次の通りです。
- 勝敗がつかないことへの物足りなさ
これは平和だからこその弊害ですが、勝敗がつかないので、大人からすると退屈に感じてしまうことも多いと思います。確率の計算はしていませんが、やっている感覚で言うと9割方カラスに勝ちます。おそらく息子の成長につれて退屈になっていくのではないかと…徐々にこのゲームからは離れていくと思います。
まとめ
家族で協力して算数のきっかけに作るには最適だと思いました。ただ、成長するにつれて勝敗のつくものにチャレンジしていくことは必須だと思います。息子がもう少し成長するまでは存分に楽しみたいと思います。
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